【活動用ワークシート、補助教材、本書紹介ページはこちら】
世界の学術研究が示す“多彩なテーマ”と“興味深い発見”をもとに、
「調べる・考える・伝える」ための新しい探究・活動型日本語教科書
上巻〔文化と社会篇〕に続く下巻〔心と身体篇〕では、「ことばの本質」「生命と身体」「心が持つバイアス」という
三つの大テーマに基づき、七つのレッスンが設けられています。各レッスンの冒頭の「アクティビティ」では、
設定されたテーマについて日本語で調べ・考え・伝える21の活動が設けられています。
クリティカルな視点で書かれた本文を読みながら、高度な日本語運用力(日本語能力試験N1相当)として
アカデミック場面で求められる語彙・文法を習得するための21の「言語知識に関する設問」、35の「読解トレーニング」、
そして、得られた知見をもとに自らの考えを日本語で発信するための14の「発展活動」で学ぶことができます。
[育成される資質・能力]
① 日本語で他者と対話・協働・表現する力
ナビゲーターである博士、アイ、リクが、興味深い“科学の問い”をテーマにした講義に読者の皆さんを案内します。
人の作り出す「心と身体」に関する深い議論や、緻密な調査に触れ、さまざまなアクティビティを通して
調べる、考える、対話する活動に取り組むことによって、日本語で他者と対話・協働・表現する力を養うことができます。
② 学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズ
本書での読解やアクティビティを構成する語彙や表現は『日本語学術共通語彙リスト』
『日本語能力試験出題基準』『制作チームオリジナル語彙リスト』などのコーパスやデータベースに基づき
科学的に導き出されたものです。学術的活動に不可欠なアカデミック・ジャパニーズの力を
総計377の語彙と文型、文法を学ぶことで身につけることができます。
③ 理論的・実践的な知見に基づく総合的な日本語コミュニケーション能力
ことばの意味や用法に関する充実した解説、そして、日本語の構造や運用に着目した
文法コラムを通して、日本語の語彙や表現、文法をより適切に理解し、実際の
コミュニケーション場面で豊かに運用する力を育成することができます。