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【イベント情報(外部)】6月ABK日本語教育勉強会(オンライン開催)のお知らせ

現役の教師(および教師を目指す人)が、互いに学び合う勉強会です。
日々の授業のために、ヒントを見つけましょう!
 
①6月12日(土)
非漢字系学習者の負担軽減を目指す漢字学習方法「拓大メソッド」
『ことばでおぼえるやさしい漢字ワーク』を使った語彙先習と点画を識別するためのKコード(オンライン開催)

 
非漢字圏からの学習者への漢字指導で、奮闘している方も多いと思います。
この回は、『ことばでおぼえる やさしい漢字ワーク 初級①』『同②』(スリーエーネットワーク)共著者のお2人をお招きし、
「拓大メソッド」からヒントを見つける機会にしたいと思います。
 
【講師の先生からのメッセージ】
拓殖大学の別科日本語教育課程では、非漢字系学習者の負担を減らすために、読み漢字と書き漢字を分け、
まず知っている語彙から漢字の意味と読み方を学ぶ語彙先習と、漢字の点や線の識別力を高める「Kコード」を用いた字形認識と書字指導を行っており、
これを「拓大メソッド」と呼んでいます。
今回は、「拓大メソッド」の効果と実践についてご紹介します。
まず、語彙先習の意義と方法については、『ことばでおぼえる やさしい漢字ワーク 初級①』(『日本語初級 大地1』準拠)を使ってお話しします。
そして、点や線の認識については、Kanji in 6 & 4 のK コードを用いた書き方指導について紹介します。
漢字の字形学習で見過ごされがちな点画の認識の難しさと、それを言葉にして伝える方法について、ワークショップ形式で体験してもらいたいと思います。
みなさまと様々な意見交換をしながら、新しい漢字の世界について一緒に考えていけるのを楽しみにしています。
 

日 時:2021年6月12日(土)9時30分〜11時30分(情報交流会:~12 時 30 分 自由参加)
 
講 師:中村 かおり先生(拓殖大学外国語学部准教授)
講 師:伊藤 江美先生(拓殖大学別科講師)
 
参加費:2,000円

【お申し込みはこちらより受付けできます】
 

 


 

②6月19日(土)
日本留学試験(EJU)に向けた指導
初級から中級前期クラスで地力をつける授業(オンライン開催)

 
この回は、日本留学試験(EJU)準備のクラスでの指導について、何を考え、どのような授業をすればいいのかを考えます。
「試験のテクニック」の前の、「地力をつける」ための授業を目指している佐伯知美先生に、
具体的な授業方法の例とその狙いをご紹介いただき、みんなで検討します。
 
【佐伯先生からのメッセージ】
日本留学試験(EJU)は、日本の大学(学部)などに入学することを希望する外国人留学生を対象とした試験です。
この試験の目的は、日本の大学などでの勉学に必要となる日本語力及び基礎的な学力の測定を行うことにあります。
日本の大学などの多くが、出願時にこの試験の結果を提出することを要求しています。
今回は日本語科目の読解、聴解、聴読解領域の情報活用能力を問う問題の指導方法について考えてみましょう。
情報活用能力とは、論理的推論や具体的事例と一般論の相互関係など論理的思考の基盤となる能力です。
2022年度より高等学校で新学習指導要領が実施されることや国語に選択科目「論理国語」が新設されることに鑑みると、
日本留学試験(EJU)においても情報活用能力を問う問題は今後ますます重視されるようになるでしょう。
日本留学試験(EJU)は、来日半年程度の初級・中級前期段階の学生が受験することも多いです。
この試験の日本語科目の読解、聴解、聴読解領域で目標とする成果を達成するために、初級クラスや中級前期クラスを担当する教員が
普段の授業でどのようなことにポイントを置いて授業を構成・展開すればよいか、一緒に考えていきましょう。
情報活用能力を問う問題として最近どのような問題が出題されているか、
論理的思考の形成に関する学術的論文からどのようなことがどのように実践に活用できそうか、などをご紹介したあと、
皆様と日々の実践について意見交換をしていきたいと考えております。
 
日 時:2021年6月19日(土) 9時30分~11時30分(情報交流会:~12時30分 自由参加)
 
講 師:佐伯 知美先生(私立大学大学院 外部講師 「論文講読入門」「日本語論文講座」担当都内日本語学校非常勤講師)
 
参加費: 2,000円
【お申し込みはこちらより受付けできます】
 

 


 

③6月26日(土)
日本語教育 基礎の確認(第3 回)
「~ている、~てある、~ておく」の整理と具体的な教え方の例(オンライン開催)

 
『みんなの日本語』、『大地』などの初級教科書で学ぶ形容詞についての知識を整理し、実際の教え方の具体的な例を共有します。
経験の浅い先生方、日本語教育を勉強中の方のための回です。
「学生がわかる・使えるように授業ができている」という方には必要ないと思います。
 
「『~ている』には、どんな種類の使われ方があるのか」
「『~ている』と『~てある』の違いはどこにあるのか」
「『~てある』と『~ておく』の視点」
「『~ておく』の種類」
こんなことを考えてから、実際の教え方の例を共有します。
 
日 時:2021年6月26日(土)9時30分〜11時30分(情報交流会:~12 時 30 分 自由参加)
 
講 師:亀山 稔史先生(ABK学館日本語学校)
 
参加費:2,000円

【お申し込みはこちらより受付けできます】
 

 


 
【各回共通】
事情により、テーマ、講師を変更する場合があります。
 
・お申込み方法
それぞれの回のリンクからお申し込みください。
確認のメールが申し込み直後に届きますので、保存しておいてください。
お支払いについては、ABK学館のサイトの「メニュー」→「お支払い」をご覧ください。
https://www.abk.ac.jp
 

 
ZOOMのリンク等はメールでお送りします。
勉強会の前日午後に届いていない場合はご連絡ください。
 
・お問合わせ
メール:info@abk.ac.jp 件名「勉強会 問合わせ」
電話:03-6912-0756 担当:亀山(授業中の場合があります)