言語研究においてホットなテーマであり続ける「構文」について、これまたホットなテーマである「主観性」の観点から論じた論文集です。どの論文も興味深い現象を扱っていますが、お勧めは編者による「総論」です。言語学・日本語学それぞれにおいて、構文や主観性に関して押さえておくべき先行研究が簡潔にまとめられています。この分野に興味のある方必読です。